食品卸の会社で経理事務をしている、41歳の亜希子です。夫と二人暮らしで、今の職場は5年目になります。
先日、ふと「最近、朝の目覚めが悪いな」と思って、その理由を考えてみました。寝不足というほど遅くまで起きているわけでもないのに、起きた瞬間から疲れている。そして気がつくと、ここ数か月、仕事の夢ばかり見ていたんです。
寝ているのに、頭だけ会社にいる感じ
夢の内容が、やけに具体的でした
夢といっても、怪物に追いかけられるようなものではありません。月末の締め作業が終わらない、請求書の数字が合わない、上司に呼ばれて何か言われている。そんな地味にリアルな職場の場面ばかりです。
目が覚めて「夢でよかった」と思うまでに数秒かかる。その数秒が、じわっと嫌なんですよね。そのあとにスマホで時間を見て、「あ、今日もまた仕事か」と思う。この流れが週に何日もあると、さすがに「ちょっと変だな」と思うようになりました。
休んでいるはずの休日も、疲れが抜けない
もうひとつ気になったのが、休日の過ごし方です。以前は土日に寝て、ごはんを食べて、少し散歩すれば月曜に向けて気持ちが戻っていました。それが今は、日曜の夕方あたりから胃のあたりが重くなって、夜は寝つきが悪い。そして月曜の朝には、また職場の夢を見て目が覚める。
休んでいるつもりなのに、頭のスイッチが切れていないんだなと、ようやく気づきました。
原因は「忙しさ」ではなく「持ち帰っているもの」でした
経理の仕事は、忙しくても耐えられるほうです
経理は月末や決算期に波が来る仕事ですが、実はそれ自体はそこまでつらくありません。数字を合わせて、締めて、終わる。終わりがはっきりしているぶん、むしろ性に合っていると思っています。
では、何が引っかかっているのか。いろいろ思い返してみて、たどり着いたのは「納得しないまま終わったやりとり」を、毎日少しずつ持ち帰っていることでした。
モヤモヤは、その日のうちに処理されない
たとえば、ある人には通った処理が、別の人には「やり直し」と言われる。理由を聞いても、「そういうものだから」でおしまい。その場では「わかりました」と言って席に戻りますが、心の中では何ひとつ片づいていません。
そういう小さな未処理が、夜になっても頭のどこかに残っていて、眠っている間にぐるぐる再生されているのかな、と。専門的なことはわかりませんが、自分の感覚としては、そんなふうに腑に落ちました。
「限界のサイン」について書いている人がいました
調べていて見つけた、他人事とは思えない話
「仕事 夢 疲れ」のような言葉で検索してみたところ、同じような悩みを書いている人がたくさんいて、少しだけ安心しました。自分だけじゃなかったんだ、と。
その中でも特に印象に残ったのが、前の職場で経理をしていた後輩から「仕事の夢をよく見る」と相談された経験を書いた、仕事の夢を見るのは限界のサインかもしれないという体験談です。
同じルールなのに、人によって解釈が違う。そのせいで何を頑張ればいいのかわからなくなる、という部分は、読みながら思わず「うちもだ」と声が出そうになりました。経理だからルールが細かいのは当たり前で、そこに文句はない。でも、運用が人によってブレるのはしんどい。まさに私がモヤモヤしていたことを、言葉にしてもらったような気持ちでした。
「この程度で」と思ってしまう人ほど、危ないのかも
もうひとつ、ハッとしたことがあります。私はずっと、「これくらいで弱音を吐いたら甘えだ」と思っていました。でも、その考え方こそが、限界まで我慢してしまう原因なのかもしれません。
夢に出てくるほど気にかかっているなら、少なくとも「なんでもない」状態ではない。そう認めるだけでも、気持ちが少し軽くなりました。
今すぐ辞めるわけではないけれど、始めたこと
寝る前の1時間は、仕事から離れる
とはいえ、明日から転職活動を本格的に始める、という話ではありません。まずは自分にできる範囲で、「持ち帰る量」を減らすところからやってみています。
たとえば、寝る前の1時間はスマホで仕事のメールやチャットを開かないこと。夫と一緒にお茶を飲んで、くだらないテレビを見る時間にしました。たったそれだけでも、布団に入ったときの頭の騒がしさが、ほんの少し違う気がします。
「ほかにも道はある」と知っておく
もうひとつは、求人サイトをなんとなく眺めてみること。応募するつもりはなくても、「世の中には別の職場がたくさんあるんだな」と思えるだけで、目の前の窮屈さが少し和らぎます。
逃げ道があるとわかっているのと、ないと思い込んでいるのとでは、同じ職場でも見え方がぜんぜん違うんですよね。
もし同じような夢を見ているなら
仕事の夢を見るのは、決して珍しいことではないと思います。ただ、それが何か月も続いて、朝の目覚めが重くなっているなら、「疲れたな」を通り越して、体や頭がサインを出しているのかもしれません。
眠れない日が続いたり、気分の落ち込みが長引いたりするときは、一人で抱え込まずに、家族や信頼できる人、必要であれば医療機関にも相談してくださいね。
私もまだ答えは出ていません。でも、「夢に出るくらいなんだから、ちゃんと気にかけていいんだ」と思えただけでも、今日はいい一日の始まりになりました。同じような朝を迎えている誰かの、小さなヒントになれば嬉しいです。